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【中込英夫】コラム48回 「ウエットスーツ着用時のキックの必要性」-続編-

今年も桜が開花する時期となりました。
そして、朝日が昇る時間が6時前になり、もう少しすると私が起きる時間も明るくなる頃です・・・。
私は毎朝4時10分起床なのでまだ真っ暗なのです・・・。

 

さて、前回は「ウエットスーツ着用時にキックは必要なのか?」に関して私なりの見解を書かせて頂きました。
ウエットスーツを着用した時は多くのメリットがありますが、その反面デメリットもある事を忘れないで下さい。
キックは特に動かし方でどちらにも転ぶテクニックなので、時間のある時にしっかり作り上げておくことが大切です。

 

今回はそのキックのトレーニング方法を少しお伝えしたいと思います。私は基本的にビート板を使用してのキックはあまり行いません。
ビート版を使用すると、どうしてもビート板にぶら下がるような状態で、腹筋が伸びて抜けている状態で動いてしまう方が多くいるからです。
キックは速く進まなくても泳ぎを安定させる事が出来れば大きな武器となります。特にウエットスーツを着用している時はその役目は大きくなります。

 

前回は効果的なキックとそうでないキックを動画で確認して頂きましたが今回は効果的なキックを作るためのドリルをお伝えします。


まずは、「片足キック」

 

 

これは片足ずつキック動作を行うドリルです。片足だけ動かすので水面から大きく飛び出すキックの方は重力がかかってくるので右足であれば左肩が沈み、反対の足も大きく動いてしまいます。
これにより、片足キックを行うと身体が浮いたり沈んだりの繰り返しで動画のようにはスムーズに進まなくなります。
片足キックのコツは足を下に打つ際に膝を少し伸ばし気味で腹筋を使って足の付け根から動きを作り、水中に下ろした時に膝、足首をリラックスさせて滑らかに動かす事です。
キックを打つ瞬間は膝が大きく曲がりすぎると膝下のみの動きになってしまいます。

 

そして、打ち下ろしたら水面まで膝の後ろ側を意識して戻してあげるようにするとスムーズに水面まで戻す事が出来ます。
片足キックで身体が揺れないような動きを目標にトレーニングを行ってみましょう。

 

■トレーニング例>>6回右足キック-6回左足キック-12回両足キック

これを繰り返して行ってみましょう。回数に変化をつけて行っても良いです。

 


 

そして、片足キックの動きが少しずつ出来てきたら徐々に実際に泳いでいる時の状態で使えるキックを作って行きます。

 

 

1)ノーマルのキックで両手を前に抵抗の少ない姿勢を作ります。

 

2)両手を体側に持って行き両手でバランスが取れない状態をつくります。

 

その姿勢でキックを打つと片足キックの時に効果的なキックが出来た方は上半身が揺れずにスムーズに進めます。
逆に足が水面から大きく飛び出す、膝が必要以上に曲がった状態で動いている方は上半身が大きく揺れてしまいます。

 

3)最後に片手を前にして呼吸時の角度をつけてキックを打ってみます。
このキックが実際に泳いでいる時に使うキックの動きになります。

 

泳いでいる時は常に身体の中心を軸に左右非対称で動いているので身体が左右に回転します。この角度が大きく過ぎると不安定な泳ぎになり抵抗が増えてしまいます。
このキックでスムーズに進めない方も水面から大きく足が飛び出してしまうキックを使っている事になります。

 


 

ポイント

実際に片手前のキックでは身体が傾くので多くの方が身体の後ろ側に足が流れてしまい、身体が反った状態になっています。腹筋を意識して身体の前にキック動作を作って行きましょう。

 

キックはとても地味で時間を割きたくないトレーニングだと思いますが、ウエットスーツのメリットを最大限に引き出すにはとても重要な事だと言うことを忘れないで下さい。
一人では中々その動きを確認する事が出来ないので、仲間同士で見て上げると良いと思います。
今年のシーズンはキック動作を向上させてさらにウエット着用時のスイムを速くしましょう!!

PRチーム

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