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【中込英夫】コラム47回 「ウエットスーツ着用時のキックの必要性」

2016年も1か月が経過し出場レースが決まっている方は徐々にモチベーションが上がってきている頃ではないでしょうか。
1年で最も寒さの厳しい2月ですが、そんなときはスイムを重点的に行い、天気の良い日にバイク⇒ランと言うように割り切ってスイムのテクニックを向上させてはどうでしょうか。
天候、気温に左右されずに継続してトレーニング出来るのがスイムです!
 
さて、今回はウエットスーツ着用時のキックの必要性について私なりの考えをお伝えしたいと思います。
 
以前からトライアスロンのスイムに関してのキックの役割、必要性は多くの方が議論、提案していますが改めて私の見解をお伝えしたいと思います。
 
私が最も気になることはウエットスーツを着用すると浮力を得ることが出来どんな方でも簡単に水面に浮くことが出来ます。
しかし、ウエットスーツの浮力で浮かされているのと、浮くことをコントロールして作り上げている状態では全く異なります。
腹筋を抜かずに身体の後ろ側の筋肉をバランスよく緊張させる事で水面に身体を浮かすことが出来るようになります。筋肉量や骨量の多い方はうまく浮くことが出来ませんが、これも正しいキックでカバーすることが可能です。
 
ウエットスーツに浮かされている状態でキックを使わずにストロークだけに頼ってしまうとバランスを取る事が難しくなります。
また、浮力に頼ると身体がリラックスし過ぎているので、徐々に背中やお尻、ハムストリングス、ふくらはぎなどが必要以上に収縮してしまい腹筋が抜けて身体が反った状態になってしまいます。
そうなると、バランスを取ることが難しくなるのでオーバーローリングとなり、不安定な状態が続き抵抗が増えてしまいスピードも低下して行きます。
このような方に多く見られるのが身体はウエットスーツで浮いているので水面から膝下が大きく出てしまい、水しぶきが高く上がりバランスを崩しやすくなるキックです。
 
ウエットスーツを着用した際は腹筋を使いダウンキックをしっかり意識して使います。このキックにストロークの入水、キャッチをタイミングよく合わせる事でウエットスーツの浮力を最大限生かす事が出来ます。
キックを打つ、と言うよりも腹筋を使って足首、膝をリラックスさせて下に押す、と言う感覚が良いでしょう。
キックを打って、水しぶきが花火のように高く上がるっているのか、アジサイの花のようになっているのかでおおよその区別が付きます。
アジサイの花のような固まりの水しぶきであれば腹筋を上手く使ったダウンキックが出来ているでしょう。

 

 

キック動作は速く進むことよりもウエットスーツを着用して浮力を得ている状態を最大限生かすことが出来るテクニックとして大切だと考えています。

 

キックを打った時に出来る水しぶきを仲間どうしで確認してアドバイスをしてみましょう。
 

次のコラムでは実際にキックの具体的なトレーニングに進んで行きますのでお楽しみに!

PRチーム

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