アートスポーツはスポーツ人間を応援します。

テニス

ホーム / テニス / アイテム(ピックアップ)

名器プロスタッフシリーズ【後編】
~菅野コレクション~

~ANNEX店 菅野のコレクションより~
名器プロスタッフシリーズ紹介【後編】
前編に戻る>>> 
 

name1

n_limited
n_limited002
n_limited003
fig2
 フェデラーがウィルソン社との生涯契約を締結したことを記念し、このシリーズからラケットフレームにロジャー・フェデラーのサインが刻印される。この【N】シリーズではフェイス3時9時方向のストリングピッチが広い仕様。(写真下・穴の間隔が広い)ここにもパワーテニスに変わっていく時代の流れを感じます。

 

name2

fig3

fig4
 【N】Six.One Tour90 限定モデルで採用したストリングピッチを踏襲。前作で採用したナノテクノロジーを応用し、シリコン素材同士を繊維で結び付けることによりフレームの密度を上げた。それによりインパクト時のパワーアップを図った。
 

name3

fig5

fig6
 “GOOD FEEL” ロジャー・フェデラーのこだわりのフィーリング。これを新たな素材、バサルト・ファイバーを採用することで実現。バサルトファイバーとは、火山の火口付近から採れる玄武岩【BASALT】を1500℃の高熱で溶融、そこから生み出した繊維のことであり、衝撃・振動をスムーズにし、軽量で剛性・遮音性が高い。
 

name4

fig7
 ラケット名に“プロスタッフ”が復活。このモデルにはグリップにもバサルト・ファイバーを使用することで、より繊細なフィーリングをもたらしてくれる。このラケットを使用したフェデラーは2012年、7度目のウィンブルドン優勝 & ナンバー1に返り咲き、歴代最長世界ランキング1位を達成した。1位在位記録は302週。

 

name5

fig8
Prostaff_RF97_BlackFrameFront.359
プロスタッフシリーズに欠かせないケブラー素材を配合。“プロスタッフ”と名の付くモデルにはこのケブラー素材が20%配合されていた。フェデラーのラケット面積変更の過渡期に出たモデルで、フェデラーは左記のような黒塗りのラケットを使っていた為、実際に試合で使われることは無かった。不遇ではあるが、ある意味幻のモデル。2016年現在、プロスタッフ最後のラケット面90インチ・厚さ17mmモデルとなっている。
 
←このラケットが次のモデルのプロトタイプであった。明らかに大きな面積のラケットに四苦八苦するフェデラーを見た当時のファンは、努力する天才の姿に複雑な感情を抱いていた。強いフェデラーの復活を願うけれど、90インチの小さいラケットにこだわったフェデラーが現代風ラケットに持ち替える。それは過去のテニスとの決別の象徴でもあったからだ。

 

RF97_name

Pro_Staff_RF_97_Autograph_Front

pro_staff_rf
 
R・フェデラーがジュニアの頃から慣れ親しんだ85平方インチ。全盛期の90平方インチ。
2014年初頭に上記「プロスタッフ90」が発表になっても、黒塗りのラケットで試合に出場。フェデラー使用のラケットについて多くの憶測が流れた。パワー系の選手にストロークやサーブで押し込まれないための試行錯誤だったのだろう。
 
そして2014年夏、97平方インチ「プロスタッフ97RF」が正式発表。
今まで使用していた90平方インチで超薄ラケの「自分のパワーで飛ばすラケット」から、「ラケットのパワーを借りて飛ばすタイプ」へのチェンジ。他のどんな選手よりも鋭い感覚を持っているフェデラーがラケットチェンジに踏み切ったことは驚きの一言。34歳(2016年時点)という年齢ながら世界2位という驚異的なランキングを保っているのは、この大きな決断があってこそだろう。
また2015年のシンシナティ大会で見せた SNEAKY ATTACK BY ROGER ※訳:ロジャーによる秘かな攻撃。通称SABR(セイバー)。強烈なサーブを超絶ライジングでリターン。そのままネットにダッシュして主導権を握ってしまう、まるで漫画のようなショットもこのラケットとフェデラーの超感覚が合わさって実現したショット。若手選手のプレーに混じっても決して引けを取らない、華麗でクリエイティブなプレーをまだまだ期待したい。
 
 
そして・・・
 


前編に戻る>>>

 

監修:菅野 智志
撮影:小関 晃典

テニス

中島 充

ページトップへ戻る