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名器プロスタッフシリーズ【前編】
~菅野コレクション~

~ANNEX店 菅野のコレクションより~
名器プロスタッフシリーズ紹介【前編】
 
プロスタッフとは、1984年ウィルソンと当時の名選手ジミー・コナーズの共同開発により産声を上げたテニスラケットシリーズ。
当時はカリブ海・セントビンセント島の工場で作られていた。筒状のグラファイトを二重にして成型する「ダブル・ブレイド製法」による独自のホールド感を生んだ。また、グリップレザーも特徴のひとつ。様々なプレーヤーを虜にした名作ラケットシリーズ。

 

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御徒町アネックスでは実物が見られるコーナーを設置中。

御徒町アネックスでは実物が見られるコーナーを設置中。


 

そんな名器に魅了された歴代世界NO.1プレイヤー達。

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トッププロから愛された「Wilson プロスタッフ」シリーズ。
その歴史をアートスポーツ名物スタッフの菅野コレクションで振り返ります。

 


 

 
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黒い塗装が剥がれて、下地に塗られたオレンジ色がセントビンセント製の証。
当時のラケットは職人のこだわりが強く、より綺麗な塗装に魅せる為の下地塗装と推測できる。
グリップエンドには3桁のアルファベットが描かれており、グロメット部分の切りあがりが四角形になっている。
 

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グリップエンドの表記が「TAIWAN」に変更となり、グロメット部分の切り上がりが四角形から丸型に。グロメットのピッチは初代と同じだが、グロメットの切り上がりが違うのは製造機械が変わったことによるものである。初代との微妙な違いを感じて、セントビンセント製にこだわり続けたプレーヤーも多かった。
 

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中国製に。基本設計は変わらないが年によってデザインを変更している。人気の高さが窺える。
また、この時からグリップエンドのウィルソンマークが「白に赤のWマーク」から「黒地に白のWマーク」へ。

 

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 2000年を記念して発売されたのが“プロスタッフ2000 Limited Edition”(写真上)世界で2000本限定販売。
好評だったこともあり”プロスタッフ2000 Special Edition”(写真下)として名前を変え、2001年に1000本を追加発売。
プロスタッフ2000シリーズはシャフト部分にツヤがあり、当店スタッフ菅野はプレー中に左手でラケットを引く時に滑るので気に入らなかったようだ。
しかし、2001年に発売された限定モデルもしっかりと手に入れている隙のなさは流石である。

 

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このシーズンから素材のカーボンが「ハイパーカーボン」に変更となった。絶妙なしなやかさを損なわないように、おそらくシャフト部分には使用していないと思われる。

 

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 フェイス面積が90平方インチに。変更の背景にはピート・サンプラスが試合で勝ちきれなくなってきたことが大きな要因。発売当初はJAPANスペック(315g)のみの発売だったが、数ヵ月後にUSAスペック(340g)が発売。
左手でラケットを引く時に滑らないようにシャフト上部にはザラザラ感のある塗装なっている。これはピート・サンプラスのこだわりの一つ。

 

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 ナノテクノロジーを採用。ここからラケットは新たな進化を遂げていく。ラケット素材のカーボン・ファイバーの隙間にナノスケールのシリコン・オキサイドを配置。これにより、カーボンマトリックスの強さ、構造安定性が高まった。ラケット製造時の優れた強度と弾性を長い期間持続できるようになった。
 


後編へ続く >>>

監修:菅野 智志
撮影:小関 晃典

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中島 充

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