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はじめての雪山~ギア選びで楽しさも変わる!~②

はじめての雪山~ギア選びで楽しさも変わる!~②

春~秋の山で日帰り・小屋泊・テント泊といろいろなスタイルで山を楽しんで、いよいよ冬の雪山にチャレンジしたいという方も多いのではないでしょうか?夏の山では見られない雪山独特の景色・空気感。山頂で味わう達成感もまた一味違った格別なものとなることでしょう。
しかしながら雪山へ望む際には夏山以上に事前に道具の使い方、雪山に対する予備知識などの習得が必要となります。また春夏の山では必要としない、アイゼン・ピッケルなど、冬の山独特の装備も増えてきます。今回は初めて雪山に登る方で、「天候が安定している」「2000M級の雪山」「日帰り、もしくは1泊2日での山行」という設定で揃えておかなければいけない道具をセレクトして紹介します。

 

では道具を選んでいきましょう。・・・っとその前に、装備を選ぶ前の心構えとして2点ポイントがあります。

1.

道具は正しい使い方をマスターしてしっかり使いこなせる事が大切。どんなに素晴らしい道具を手に入れても使いこなせなければ逆に負担となってしまいます。その装備が必要な場面を想定し、どの用に使うのかなどのシミュレーションを事前にしておく事も重要です。

2.

シンプルで汎用性に優れているかを確認する。「いろいろな機能がありすぎて全てを使いこなせない」という状態にならないためにもシンプルなギアを選ぶ事もポイントの一つです。特に雪山では気候や環境の変化により様々な状況が生まれます。基本を抑えたシンプルで、汎用性に長けた道具であればどのような状況であれ柔軟に対応させることが可能です。

1.冬期登山用ブーツ

2.アイゼン

3.ピッケル/ストック/バックパック

4.ワカン&スノーシュー/スパッツ/アバランチギア/ヘルメット/その他


CRAMPONS -アイゼン-
雪山登山を代表するアイテムのひとつがアイゼンです。雪で覆われたり、凍ってしまった山の斜面を歩く際に滑らないようにするための金属製の爪のようなものです。種類もいろいろなタイプがありますが用途により形状に違いがあります。

大きく分けると雪山登山用のアイゼンと軽アイゼンという2種類に分ける事が出来ます。

 

■軽アイゼン■
4本歯・6本歯といわれる簡易的なアイゼンの事を指して軽アイゼンと呼ばれているのが一般的です。チェーンにスパイク金具がついたものも軽アイゼンの一部に入るでしょう。積雪の可能性の少ない冬の低山などでは6本歯アイゼンやチェーンアイゼンタイプがお勧めです。また夏場の雪渓歩きや低山でも雪が積もった2月~3月などは6本歯のアイゼンが有効です。

 

 

 

■雪山登山用アイゼン■
フロントポイント(前爪)がついている10本歯以上のアイゼンが冬の雪山に適した登山用のアイゼンとなります。その中でも爪の数、素材なども違いがあり、用途によって変わってきます。
snow_gear_2-02▼アイスクライミング用
フロントの爪がタテ向きの形状をしています。フロントの爪が1本もしくは2本で付け替えが出来るタイプもあります。これは凍った山の壁面を登るためのアイゼンでよりフロント部の爪が氷に刺さりやすい形状となっています。一般的な雪山登山にはあまり使用しないクライミング要素の強いアイテムです。

 

 

 

 

snow_gear_2-03▼一般冬山縦走用
フロントの爪が横向き(フラット)の形状のもので2本歯のものがほとんどです。急斜面の上り下りでしっかりとしたグリップを発揮するのは12本歯タイプです。クライミング用アイゼンのようにタテ向きの歯だと柔らかい雪に不向きになります。一般的な冬期雪山登山を計画しているかた、安全性を考えると雪山用に初めて選ぶなら12本歯のアイゼンがオススメです。

 

 

 

 

snow_gear_2-04▼雪山低山用(森林限界を越えない積雪期の登山)
フロントの爪が横向き(フラット)の形状で10本歯タイプのもの。12本歯に比べると雪への対応力は落ちますが、軽量さや、取り回しのし易さなどはメリットになります。

 

 

 

 

 

 

snow_gear_2-05▼アルミ製軽量アイゼン
ステンレス製やスチール製に比べると磨耗は早いが、圧倒的な軽量さが魅力。堅い氷雪に対しては爪のささりは弱くなります。山スキーやBCスノーボードの方にも軽さがあり傾向性に優れるのでオススメです。

 

 

 

 

 

 


【装着方法によるタイプの違い】
アイゼンのタイプには装着方法によって分類もされます。アイゼンと併せるブーツによって装着可能・不可能など相性があります。選ぶ際には確実にブーツとの相性を確認してください。特にワンタッチタイプのアイゼンを選ぶ際は相性が悪いと使用中に外れてしまう危険性があります。
・靴のアッパー部とソールの硬さは充分なものか?
・つま先部のコバの形状とアイゼンのベイル(金具パーツ部)がフィットしているか?
・ヒールレバーがきっちりと固定できるか?
など確認する事が大切です。

snow_gear_2-06▼ワンタッチタイプ
つま先部を金属性のベイル、かかと部をヒールレバーと金属製ベイルで固定するタイプ。前後にしっかりとベイルがかかる「コバ」がありソール部も堅く、剛性の強い冬期登山ブーツに装着可能です。素早い着脱もでき、ブーツに装着した際の固定力も高いので一体感があり歩行時のストレスも少なくて済みます。

 

snow_gear_2-07▼セミワンタッチタイプ
つま先部は樹脂製のベイル、かかと部はヒールレバーと金属製ベイルで固定するタイプ。かかと部に「コバ」がありある程度堅さのあるソールであれば装着が可能です。かかとコバのある3シーズンブーツなど比較的多くのブーツに対応できることも特徴。装着もスムーズに行えます。

 

 

snow_gear_2-08▼ストラップタイプ
前後とも樹脂製ベイルで固定するタイプ。コバのない春夏向きのブーツにも対応。固定強度はワンタッチ・セミワンタッチに比べ低くなります。氷壁やアイスクライミングなどテクニカルな状況には適しません。

 

 

 


【アイゼンオススメモデル】
▼12本歯

black diamond セラックプロ

black diamond セラッククリップ

geivel g12オートマチック

▼10本歯

black diamond コンタクトクリップ

black diamond コンタクトストラップ

snow_gear_2-14

▼アイゼンケース

アイゼンを持ち運ぶ際にザックや他の装備を傷めないためのケース。

black diamond クランボンバッグ

snow_gear_2-16

 

 

 

 

 

 

 

 


【取扱い店舗・お問い合わせ】
アートスポーツ・ODBOX本店 Tel.03-3833-8636
ODBOX渋谷店 Tel.03-3770-7885

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須藤 伸之

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