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【はじめての雪山、ODBOX推奨レイヤリング術!】その④「雪山行くならオーバーパンツも忘れずに。」

この冬、初めての雪山へ挑戦したいという方も多くいらっしゃるとは思います。実際、店頭でも雪山に向けてのウェアをお探しのお客様も増えてきました。その中でよくお問合せを受けるのが「雪山では何を着たらいいの?」 「レインウェアじゃだめなの?」といった質問です。無雪期登山の経験がある方はやはりご自分でお持ちのウェアでどこまで対応できるのか、何を買い足せばいいのか、といったところが焦点のようですね。
そういった皆様のお声を受けまして、皆様の疑問質問にお応えしつつODBOXが推奨する雪山レイヤリングを4回に分けてご案内させて頂きたいと思います。

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その④『雪山行くならオーバーパンツも忘れずに。』

①~③で上半身のレイヤリングについて一通りお話させて頂きました。では、下半身はどうすれば良いのか。最後になりましたが、下半身のレイヤリングについてお話させて頂きたいと思います。基本的な考え方は上半身と同じで、「苛酷な外部環境から身を守れる防水、耐風性を持ちながら、動きやすさを損なわず、スムーズな汗処理・体温調整(透湿。通気)が可能である事」です。

 

ハードシェルのジャケットと同じように防水透湿素材を使用したものを選んで頂くのが良いのですが、ここでもやはり「レインウェアのパンツではダメなの?」という疑問が出てくると思います。「ダメ」と断言するのは難しいですが、やはりオススメは出来ません。では何が違うのか。その違いについてご説明します。

 

まずは「強度」 について。雪山登山では多くの場合、靴にアイゼンを付けて登りますが、慣れないうちや転倒時などにそのアイゼンで自身の足を傷つけてしまう場合があります。そういった時にアイゼンから自分を守る為にも強い生地のオーバーパンツが重要になります。特に足の内側のくるぶし辺りが補強されていたりします(エッジガードやアイゼンガードと呼ばれている)。スキーやスノーシューを履いた時も同様にエッジで傷つける可能性があるので雪山のアクティビティー用に作られているパンツはほとんどのモデルがそのように補強されていたり、丈夫な生地で作られています。

 

また、サイドのジッパーがフルジップになっている物も多く、冬靴をはいたまま、アイゼン・スノーシューを付けたままでも脱ぎ履きが出来るようになっています。ジッパー上部を空ければベンチレーションとしても使う事が出来ます。

 

他に、靴と裾の間から雪が入らないようにするためにインナースパッツがついているモデルも多くあります。ウェストの調整幅も広く、本当に寒い時はフリースなどの中間着や防寒着の裾をウェストに入れる事もできます。以上のような点がレインウェアとの大きな違いであり、雪上でのアクティビティーにより特化した仕様になっています。また、中綿入りで保温性を重視したモデルもありますが、いわゆる雪山登山では暑くなりすぎて汗で濡れてしまい、それが凍ったり冷えを引き起こす原因になりますので、一枚地のものが使いやすいと思います。

 


以上を基本として、いくつか商品を紹介させて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上が、スタンダードで使いやすく、初心者から経験者まで幅広い方オススメのラインナップです。
ではオーバーパンツの中には何を穿けばいいのか?これは「中間着の選び方」でお話させて頂いた内容を参考にして頂きたいのですが、下半身は上半身に比べて筋肉が多い為冷えを感じにくくなっています。

 

また、上半身のように簡単に脱ぎ着ができません。着込み過ぎると動きにくくなってしまうので、何枚も着込み過ぎない事も重要です。中厚手~厚手のタイツ(ベースレイヤー)に薄手~中厚手のトレッキングパンツ(3シーズン用のものでだいたいOK)やフリースパンツ(適度な保温性と汗処理機能に優れているもの)を穿き、その上にオーバーパンツの合計3枚、といった具合が一般的なレイヤリングだと言えます。勿論、このレイヤリングが全てでは無く、タイツ(ベースレイヤー)とオーバーパンツだけという方もいます。

 

ただ、電車やバスなどの公共交通機関でのアクセスの場合は登山口までの格好の事も考えると、先の3枚のレイヤリングが使いやすいと思います(樹林帯などのアプローチで暑い時にオーバーパンツを脱ぐ可能性もある時も)。

 

タイツ(ベースレイヤー)に関しては、ファイントラックのドライレイヤーを穿くのであれば化繊か化繊とウールの混紡の中厚位のもの、一枚で穿くのであればウールの中厚~厚手のものが安心して使いやすいと思います。

 


以上で「はじめての雪山、ODBOX推奨レイヤリング術!」は完結となりますが、

最後に一言!
当たり前ですが「暑い」「寒い」という感覚は十人十色です。同じ気温でも、ダウンを着てる人もいればTシャツで大丈夫な人もいたりします。そのくらい、個人個人の感じる「暑い」「寒い」は幅広いものです。

 

今回ご案内させて頂いたレイヤリング術は一般的な冬山のウエアリング方法として、幅広く多くの方にお勧めできるものとなっております。これを参考にウェアをお選びいただき、ぜひフィールドに出かけてみてください。そしてフィールドで実際に体感してみて、そこからご自身に合ったベストなレイヤリングを見つけてみて下さい。もちろん、店頭ではできる限りのご相談に乗らせて頂きますので、ぜひご来店をお待ちしております!


【取扱い店舗・お問い合わせ】
アートスポーツ・ODBOX本店 Tel.03-3833-8636
ODBOX渋谷店 Tel.03-3770-7885

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内田 篤史

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