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【はじめての雪山、ODBOX推奨レイヤリング術!】その③-1「雪山レイヤリング、侮れない中間着選び術!」【フリース編】

この冬、初めての雪山へ挑戦したいという方も多くいらっしゃるとは思います。実際、店頭でも雪山に向けてのウェアをお探しのお客様も増えてきました。その中でよくお問合せを受けるのが「雪山では何を着たらいいの?」 「レインウェアじゃだめなの?」といった質問です。無雪期登山の経験がある方はやはりご自分でお持ちのウェアでどこまで対応できるのか、何を買い足せばいいのか、といったところが焦点のようですね。
そういった皆様のお声を受けまして、皆様の疑問質問にお応えしつつODBOXが推奨する雪山レイヤリングを4回に分けてご案内させて頂きたいと思います。

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その③-1 

『雪山レイヤリング、侮れない中間着選び術!』フリース編

その①、②で「ハード&ソフトシェル」のお話しをさせて頂きましたが、それらの機能を最大限に活かすためにはその中に着る「中間着」の選び方も非常に重要になってきます。中間着とはミドルレイヤーとも呼ばれているもので、行動着としては「フリース」が一般的です。また、休憩中や停滞時の防寒着、保温着として「インナー用のダウンジャケットや化繊綿のジャケット」も携行します。ではそれぞれ、「フリース」「化繊、ダウン」に分けてご案内させて頂きます。

 

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雪山では「フリース」を行動中から就寝時、山中にいる間ずっと着続ける事がほとんどです。理由は一言、「寒いから」なのですが、この「寒い」という状況について、ウェアの内側で考えてみたいと思います。勿論、根本的な部分として気温は氷点下(体感温度-20度前後)なので寒いのは当然なのですが、その①.②でお話しした通り、行動中であれば体温は上がり汗もかきます。この「汗が体温を奪う」という話と合わせて「スムーズな汗処理が必要」であることを、その①の「透湿性」に関する説明部分でさせて頂きました。

 

この「スムーズな汗処理」こそが中間着の非常に重要な役割になります。どんなに高透湿なシェルであっても、中間着が汗を溜め込んでしまって、蒸発させて行く事が出来なければその機能は意味を成しません。また、ファイントラック社のドライレイヤー+速乾性の高い化繊ベースレイヤーや吸湿発熱性のあるウールのベースレイヤーを着ていても(もはやレイヤリングの大定番!まだ知らない人はまずはお試しを!)、その上に着ている中間着が汗を溜め込んでしまってはドライレイヤーの機能も生かしきれずに汗冷えを引き起こしやすくなってしまいます。

 

どんなに高機能なハードシェルで外部環境から身を守っても、ウェアの内側をないがしろにしてしまうと必要以上に寒さを作り出してしまうのです。ではどのようなものを選べば良いのか。まずは「厚すぎない(暑過ぎない)」ものをオススメします。先述した通り、基本は着脱しない前提ですので暑すぎてしまうと調整が難しくなってしまいます。雪山と聞くと寒さが心配で、どうしても厚い物を選びがちです。「行動中に暑過ぎず、じっとしているとちょっと寒い程度」が良いと思います。(別途持ち歩く保温着は必要です。)他に重要視して頂きたいのが「吸水速乾」「通気」です。

 

「吸水速乾」「通気」この2つに関して以下でご説明させて頂きます。

 


登山ウェアではこの言葉は必ず出てくる言葉ですね。ただ、多くの場合はアンダーウェアやベースレイヤー、Tシャツに関してがほとんどで、中間着においてこの言葉を聞く事はあまり無いように思えます。それは、春~秋山では中間着は「防寒着として」持っていく物で、「中間着(防寒着)を着用した状態で長く行動し、汗を大量にかいても脱げない状況」というのはあまり無いはずです。

 

雪山ではベースレイヤーの上にこの中間着を着る事になるのですが、ベースレイヤーが吸い切れない程の汗をかいた場合ウェア内に溜まった汗は体を冷やしてしまいます。ですので、中間着もしっかりと汗を吸い上げてくれる必要があります。そしてその汗を素早く乾かしていける必要があります。その時、さらにハードシェルやソフトシェルを着用しているのであればそれらのウェアに高い透湿性が必要となります。逆に、どんなに高透湿なシェルを着用していても、中間着が汗を蒸気として処理出来ないとウェア内に汗が水分として溜まってしまいシェルの機能を生かせなくなってしまいます。

 

体内から出た汗を蒸気としてスムーズにウェア内に放出させていく上でこの「通気性」が非常に重要になります。通気、つまり空気の移動がある事で汗で湿った中間着の速乾性を促進させる事が出来ますし、何より「透湿性」をあげる事が出来ます。透湿性があるウェアでも通気の有る無しでその効果は大きく異なってしまいます。中間着の通気性が低いとベースレイヤーと中間着の間で既に蒸れが発生しやすくなってしまい、必要以上にウェアを濡らしてしまう原因と成り得ます。

 

行動中、風の無い環境で等であれば中間着の上には何も着なくてもよいような状況もあると思います。そこで急に風が吹いてきて寒いようであればソフトシェル(行く時期やエリアによってはウィンドシェルも有り!)を羽織る、というのがオススメの使い方です。

 


以上をまとめると、中間着を選ぶ上で気にして頂きたいのは「厚過ぎない」「通気性が高い」「吸水速乾性に優れている」「程よい保温力がある」という4つのキーワードです。これらの条件をバランスよく満たしている商品をいくつか紹介させて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


【取扱い店舗・お問い合わせ】
アートスポーツ・ODBOX本店 Tel.03-3833-8636
ODBOX渋谷店 Tel.03-3770-7885

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内田 篤史

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